ソニーは、映像制作用カメラ「Cinema Line（シネマライン）」で最小・最軽量となる、フルサイズイメージセンサー搭載レンズ交換式カメラ「FX3」を2021年3月12日（金）に発売する。価格は459,000円（税別）。

「FX3」は、CineAltaカメラ「VENICE」の開発を通じて映画制作の現場から得た知見と、デジタル一眼カメラ「α™」の最先端デジタルイメージング技術を融合。

35mmフルサイズで有効約1026万画素の裏面照射型CMOSイメージセンサー「Exmor R™（エクスモアアール）」を搭載。高感度・低ノイズ性能と15ストップを超える豊かなダイナミックレンジをもち、浅い被写界深度を生かしたぼけ描写を可能にするという。

また、「S-Cinetone™（エスシネトーン）」を搭載することで、人肌の中間色を表現力豊かに、自然なトーンで撮影。高解像度4Kで、最大120fpsのハイフレームレート動画撮影も実現する。

さらに、手持ちやジンバル撮影などで求められる機動性があり、ソロシューティングや小規模プロダクションでの制作にも対応。直接アクセサリーを装着可能なネジ穴（1/4-20 UNC）も配置する。

そのほか、リアルタイム瞳AFなどの高精度かつ滑らかなAF性能や、光学式5軸ボディ内手ブレ補正機能の補正効果を向上させるアクティブモードで、さまざまな撮影条件にきめ細やかに合わせられる。

被写体の一瞬の機微をも捉えるシネマの印象的な映像表現を、優れた操作性の小型軽量ボディで実現するなど、本格的なシネマの映像をより自由に撮影したい映像クリエイター向けのカメラとなっている。