NEWS | 展覧会
2021.03.26 22:47
東京・六本木の東京ミッドタウン・ホールでは、生誕260年記念企画 特別展「北斎づくし」が2021年7月22日(木)から9月17日(金)まで開催される。
20歳で浮世絵師としてデビューしてから90歳で没するまでの70年間、常に挑戦を続けて森羅万象を描き抜こうとした画狂の絵師・葛飾北斎(1760-1849)。
その生誕260年を記念した同展は、代表作である「北斎漫画」、「冨嶽三十六景」、「富嶽百景」の全頁(ページ)・全点・全図が一堂に会する前代未聞の特別展となる。
同展は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため2020年より開催を延期していたもので、特別展「北斎づくし」と名称も新たに、膨大な北斎作品たちによって埋め尽くされた北斎ワールドが出現する。
今回の展示では、北斎をリスペクトする豪華メンバーが集結。世界一の北斎漫画コレクターである浦上満の全面協力により、「北斎漫画(初編~15編)」全883頁、「冨嶽三十六景」全46点、「富嶽百景(初編~3編)」全102図を通期で展示。
さらに、2014年にグランパレ(仏・パリ)の「北斎展」会場デザインを手がけた建築家の田根剛、「北斎漫画」(青幻舎、2011年)の装丁を手がけたアートディレクター・ブックデザイナーの祖父江慎らが展示空間を構築する。
その空間には、「BRUTUS」の日本美術特集など、日本美術を主な領域とするライター・エディターの橋本麻里による編集、高精度な文化財デジタルアーカイブを得意とする凸版印刷の表現技術が加わり、世界で最も有名な日本の絵師・北斎が持つ過剰なほど多彩な側面のすべてと出会える、「北斎づくし」の空間になるそうだ。
生誕260年記念企画 特別展「北斎づくし」
- 会期
- 2021年7月22日(木)~9月17日(金)
- 休館日
- 8月10日(火)、8月24日(火)、9月7日(火)
- 会場
- 東京ミッドタウン・ホール
- 詳細
- https://hokusai2021.jp/