ヘルメットメーカーが開発した
医療従事者向けの⾶沫防護デバイス

▲パーソナルエアシールド「AirVision」

⾃転⾞ヘルメットメーカーのオージーケーカブトは、医療従事者および⼀般向けエアロゾル(⾶沫)防護製品「AirVision(エアービジョン)」を開発した。2021年6月の販売開始を目指している。

「AirVision」は、宇都宮脳脊髄センター脳神経外科医・⾦彪(キムヒョウ)医師の発明をもとに、同社が⾃転⾞⽤/オートバイ⽤ヘルメットメーカーとして培った、エアロダイナミクス=空気⼒学における「気流をコントロール」する技術を最⼤限に活⽤したパーソナルエアシールド。

医療従事者が安⼼して施術・診療できることを目的としたもので、⾦医師によるコンセプトは、「ヘッドギアタイプのパーソナルエアシールド」だという。

これは、施術や作業時に従事者の顔に⾶散する可能性のあるエアロゾル(⾶沫)を、電動ファンを仕込んだヘルメット状デバイスで額上部から強制的に送⾵することによって防護するものだ。

▲CFD(流体解析)による送風イメージと豊橋技術科学⼤学によるエアゾル可視化実験

扱いやすさを追求して、シンプルな部品構成を採用。軽量帽体で、ダイヤルアジャスター⽅式によって簡単にしっかりと頭部に固定できる。また、送⾵ファンは3段階に調節ができ、バッテリー方式(モバイルタイプ5Vバッテリーに対応)で駆動するそうだ。End