4次元からリアルへの新たな表現域に挑む
TIERS GALLERYで展示「4D DRAWING」開催

東京・渋谷のTIERS GALLERYでは、クリエイターの深地宏昌堂園翔矢によるコラボレーション展示「4D DRAWING」が2021年6月23日(水)~6月30日(水)に開催。

深地は、プロッター(ベクターデータを変換・出力する機器)を用いて、デジタルとリアルの境界に生じる偶発的表現を創り出す手法「Plotter Drawing(プロッタードローイング)」を軸に作品制作を続けるクリエイター。

▲Plotter Drawing(デジタルデータを物理的な動きに変換し、多様な筆材を用いて描く手法)

▲YouFab Global Creative Awards 入選作品

▲UNCONTROLLED TYPES by Plotter Drawing(AD:竹林一茂)The One show GOLD 受賞

一方、堂園は、データとアルゴリズムを用いたコンピュテーショナルデザインを軸に、領域横断的な制作やコラボレーションを展開している。

▲開発したオリジナルデザインツールのUI。4次元空間における「位置」「線数」「角度」などの数値をパラメトリックに変化させ、オブジェクトを可視化。

堂園が開発した「4Dデザインツール」を用いてデジタル上で形成した4次元オブジェクトを、深地の「Plotter Drawing」でリアル(3次元)の世界に描いており、この展示ではその作品群と制作プロセスを披露する。

4次元空間の秩序下で制御されたオブジェクトは、3次元空間では見られない「特異なグラフィック」に変化し、その空想上のオブジェクトをリアルの世界に描いた時、次元の境界に生まれるひずみはこれまでにない質感を作り出すそうだ。End

深地宏昌×堂園翔矢 コラボレーション展示「4D DRAWING」

会期
22021年6月23日(水)~6月30日(水) 
11:00~19:00 期間中無休・入場無料
会場
TIERS GALLERY(荒川技研工業本社3F)
詳細
https://www.arakawagrip.co.jp/tiersgallery/archive/4d-drawing/