ロールス・ロイスと隈研吾がコラボレーション
住宅「The Kita」を自動車で表現

ロールス・ロイス・モーター・カーズは、高級車と建築という2つの世界の懸け橋となる自動車として、建築家・隈研吾とコラボレーションした「ロールス・ロイス ドーン」の特別仕様車を発表した。

このビスポークの「ドーン」は、隈研吾が高級不動産デベロッパー・ウエストバンクから依頼を受けてデザインした、東京・北参道に完成した高級集合住宅「The Kita(ザ・キタ)」を表現する、移動可能な芸術作品としての自動車である。

「The Kita」の最上階に位置する、ユニークな多層構造のペントハウス「The Kita Tea House(キタ・ティー・ハウス)」のオーナーのためのもので、「The Kita」を反映するようデザイン。居住者は住居から移動手段まで、その美しさや雰囲気をシームレスに感じ続けることができるという。

ドーンのエクステリアは、光の加減で表情を変える多面的なカラー「シルバー・ヘイズ」で塗装しており、建物の中核をなす構造部のシルバー・グレーを想起させる。陽が差すと、建物外壁のブロンズ格子スクリーン・ルーバーや、インテリアのブロンズのディテールを反映した、温かみのあるブロンズ色の輝きをもつ。

インテリアは、全面にわたってセルビー・グレーのレザー・インテリアで、アークティック・ホワイトとブラックのアクセント、さらにスレート・グレーのシートベルトが強調している。

フェイシアには、ステンレス・スチール製インレイとして「The Kita」のロゴが埋め込まれている。これはロールス・ロイス・ビスポーク・コレクティブが製作したインレイでもっとも繊細な作品で、この住宅のユニークな手仕上げのステンレス・スチール製フィッティングを製作するためのスキルへの連帯感を表している。End