NOSIGNER・太⼑川英輔がクリエイティブディレクションを担当
長野・奈良井宿の宿「BYAKU Narai」

⻑野県塩尻市奈良井にて47PLANNINGが企画プロデュースを行う⼩規模複合施設内に、同社が⼿がける新ホテルブランド第1号「BYAKU Narai」が2021年8⽉4⽇(水)に開業する。5⽉27⽇(⽊)より宿泊予約の受付を開始している。

同ホテルは、⽂化庁の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている中⼭道の宿場町・奈良井宿において、約200年前の伝統的建造物等を改修するプロジェクトの一環。6業態で構成された⼩規模複合施設の開業を目指している。

▲奈良井宿 鳥瞰

▲奈良井宿 街並み

新ブランドの開発およびクリエイティブディレクションには、デザインストラテジストの太刀川英輔が率いるNOSIGNERを起⽤。名称の「BYAKU(ビャク)」には、「地域に眠る百の体験をお客様に届け、百年前の建築を未来に遺す宿」という思いを込めているという。

▲“宿”という漢字のエレメントをモチーフにしたロゴデザイン

▲太刀川英輔

「BYAKU Narai」は、町や建物に眠る百の体験や物語を体感できる宿づくりを目指しており、⽇々の⼩さな季節の移ろいや歴史が息づく建物、江⼾期から親しまれる⼯芸の美しさなど、普段の⽣活では⾒逃してしまうようなさまざまな気づきが隠れているそうだ。

複数の建物からなる客室は全12部屋を⽤意。かつて酒蔵であった「歳吉屋(トシヨシヤ)」と曲物職⼈が暮らしていた「上原屋(ウエハラヤ)」という、⽤途も間取りも異なるそれぞれの特徴を活かすことで、古⺠家ならではのユニークな宿泊体験を提供するという。

▲客室「百⼆」(歳吉屋)

▲客室「百五」(歳吉屋)

▲客室「百九」(上原屋)

▲客室「百十」(上原屋)

また、同ホテルのほか、レストラン「嵓 kura」、酒蔵「suginomori brewery」、バー「TASTING BAR suginomori」、温浴施設「⼭泉SAN-SEN」、ギャラリー「hoihoi」も合わせて開業する予定だ。End

▲「嵓kura」内観パース(メインホール)

▲「嵓kura」内観パース(対⾯カウンター)

▲「TASTING BAR suginomori」内観パース

▲「⼭泉SAN-SEN」内観パース