「London Festival of Architecture」
大胆で想像力豊かなパブリックベンチを公開

▲It Takes Two by 10F © Agnese Sanvito

英ロンドンで開催されている建築祭「London Festival of Architecture」では、コンペティション「City Benches 2021」が開催され、建築家やデザイナーが手がけた大胆で想像力豊かなパブリックベンチが公開されている。

今回受賞した9つの作品は、パンデミック後の日常を取り戻すための斬新なデザインが特徴。いずれも建築祭の今年のテーマ「ケア」に創造的なアプローチで取り組んでおり、ロンドンを楽しむための安全で魅力的な環境を提案している。

▲Do you care about your city? by Nick Green © Agnese Sanvito

▲Conversation by NVBL with Webb Yates, The Stone Carving Company and The Stone Masonry Company © Agnese Sanvito

▲Sobremesa by Pebble Haus © Agnese Sanvito

▲Monuments to Mingling by Sohanna Srinivasan in collaboration with Joyce and Joyce Joinery and Christian Spencer-Davies © Agnese Sanvito

▲A Cuppa by The Mad Hatters © Agnese Sanvito

たとえば、10Fが手がけた「It Takes Two」は、シンプルなベンチの真ん中をくぼませており、その端に座ることで友人や見知らぬ人との会話を促すシーソーのようなものとなっている。また、ブルーは、ロンドンの歴史ある公共施設のカラーを想起させるものだという。

Ex ArchitecturesとFlu-or Arquitecturaによる「Quick Getaway」は、旅が人の心を癒すものだということを形にした。つまり、都市の中心部にあるオアシスから着想しており、息抜きや旅の記憶を呼び起こすことで、そこに休日を作り出してくれるようなベンチだという。

▲Quick Getaway by Ex Architectures with Flu-or Arquitectura © Agnese Sanvito

ロンドンの歴史にヒントを得たというJelly Collaborativeの「The Friendly Blob」は、肉体的な健康だけでなく心の健康にも配慮したベンチで、「スクエア・マイル」のミニチュア版として、訪れた人がロンドンの建築を探したり学んだりできる。

▲The Friendly Blob by Jelly Collaborative © Agnese Sanvito

また、Lisa McDanell Studioがデザインしたベンチ「Plant Yourself Here」は、向かい合った背もたれのある2脚のシートからなり、ソーシャルディスタンスを確保しながら交流することができる。スプーンですくい取ったような背もたれの形状により、コルクの自然な感触や植物の香りを楽しみながら空を見上げることがねらいとなっている。End

▲Plant Yourself Here by Lisa McDanell Studio © Agnese Sanvito