「富山デザインコンペティション 2021」作品募集が開始
テーマは ”県内企業の抱える3つの課題”

1994年に全国初の「商品化」を前提としたデザインコンペとしてスタートし、これまで多くのヒット商品やデザイナーを生み出してきた富山デザインコンペティションは、2021年度の作品を募集する。

今年度もよりリアリティのあるデザインプロジェクトを創出する試みとして、「県内企業の抱える3つの課題」を募集テーマに設定。

量産可能なプロダクト製品である「商品(モノのデザイン)」、または近い将来に実現可能と予想される「プロジェクトプラン(コトのデザイン)」を幅広く募集する。

▲2020年度受賞作 グランプリ:積彩(テーマ:色を着ける)

▲2020年度受賞作 準グランプリ:Rain Glass(テーマ:化学強化ガラスの新しい展開)

応募者自身のオリジナルで国内外未発表のものに限り、1個人・グループでは最大3作品まで応募可能である。

募集テーマ

テーマA
「音のあるくらし/株式会社小泉製作所」
テーマB
「料理を楽しむ/北陸アルミニウム株式会社」
テーマC
「香りを拡げる/前田薬品工業株式会社」

審査評価基準は、① 新規性(社会や文化等に対して、新たな価値を提案しているか)、② 独創性(オリジナリティが反映された美しいデザインであるか)、③市場性(時代に適合し、将来のニーズを誘発するものであるか)、④実現性(現実的な製造方法やビジネス化が考慮されているか)を掲げている。

▲審査員は左から、秋山かおり(デザイナー/STUDIO BYCOLOR 代表)、吉泉聡(デザイナー/TAKT PROJECT Inc. 代表)、桐山登士樹(富山県総合デザインセンター 所長)の3名が務める。

また、富山デザインコンペティションでは、2020年度より「デザインメンタリング」を導入。ファイナリスト(一次審査通過者)を富山県に招き、最終審査前にファイナリストがデザインメンターや企業と交流することで、リアリティのあるデザイン提案に導く試みを実施する。

この取り組みは、入賞者と企業の「出会いの場」を創出し、商品化・プロジェクト化に向けた取り組みを実践することがねらいである。

▲デザインメンタリング風景

応募の流れは、WEBサイトで応募登録フォームから登録した後、作品シートと応募用紙を提出することが必要。登録期間は2021年6月18日(金)から8月31日(火)まで(当日17時必着)。

1次審査を通過した場合に9月28日(火)もしくは9月30日(木)に富山県で開催される「デザインメンタリング」、および11月25日(木)に富山県で開催される「最終審査会」に必ず参加できることも応募資格に含まれている。End

富山デザインコンペティション 2021

応募期間
2021年6月18日(金)~8月31日(火)17時必着
作品シート
送付先
〒939-1119 富山県高岡市オフィスパーク5番地
デザインウエーブ開催委員会事務局
(富山県総合デザインセンター内)
登録料
無料
詳細
https://dw.toyamadesign.jp/