英デザイナーPaul Cocksedgeの都市のリズムに合わせた
インスタレーション「Please Be Seated」

▲© Mark Cocksedge

英ロンドンにある歩行者専用エリアの複合施設 Broadgateでは、同国のデザイナー Paul Cocksedgeによるインスタレーション「Please Be Seated」が披露されていた。

London Design Festivalのために制作されたこの大型インスタレーションは、Broadgateのたえまない変化のリズムに合わせるように、大きく波打つような曲線的なデザインが特徴。訪れた人はそこに腰かけたり、横になったり、あるいはその下を歩いたりすることができる。

▲© Mark Cocksedge

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Paul Cocksedgeはこのプロジェクトにおいて、イノベーションとテクノロジーを活用するとともに、インテリアブランドのWhite&Whiteと協力して木質建材について再考し、足場に使われる板材を再利用したという。

▲© Mark Cocksedge

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「手作業のスケッチから始まったこの作品は、この場所とそこを行き交う人々のリズムに対して直感的に反応したものです」と同氏は語る。「スペースの邪魔にならないようにしながら、公共広場を満たして歩いている人を惹きつける、そんなアートワークを制作するという実用的な問題への提案となっています」。

▲© Mark Cocksedge

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なお、この「Please Be Seated」は現在、中国国内を巡回して展示されているそうで、成都を皮切りに、広州、上海と移動し、最後は北京で披露される予定。前回は1,152枚の板材を使用したそうだが、今回は持続可能な方法で調達した1,440枚の厚板を使用しているそうだ。End

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