▲Photo：Masaaki Inoue

デザインジャーナリストの土田貴宏は、新刊書「デザインの現在 コンテンポラリーデザイン・インタビューズ」をPRINT & BUILDより2021年6月に発売した。

同書は、インテリア、家具、建築などの領域で活躍する世界各国のデザイナー100組のインタビュー集。

同氏は月刊「商店建築」に2011年から100回にわたり「デザインの新定義」を連載しており、その内容を収録し、2000年以降のデザインを俯瞰するテキストを追加して構成したものである。

キーワードは「コンテンポラリーデザイン」で、コンテンポラリーは時代区分としての現代を意味するだけでなく、つねに更新し続ける革新性や独創性、前衛性を示しているという。

また、シーンを牽引するデザイナーたちの言葉は、それぞれに旧来の価値観を鮮やかに更新し、現代に求められるデザインを改めて定義しているのだそうだ。

なお、編集とデザインは編集者・造本デザイナーの斧澤未知子が担当。全ページを輪ゴムで綴じたDIYのブックデザインも見どころとなっている。