人間生活工学の観点から設計した
スープ専用スプーン「スープ賢人」

新潟県燕市に本社を置く山崎金属工業は、スープ専用スプーン「スープ賢人」を開発し、2021年7月7日(水)午前9時よりクラウドファンディングをはじめる。

同社では、ゴロっと具が入った具沢山スープ(食べるスープ)を食べる人の動作を徹底的に研究。東京都立産業技術研究センター人間生活工学研究センターの協力を得て、人間生活工学の観点からこのスプーンを設計した。

形状は、「底の深い器からスープと具材を掬う」「スプーンを口元へ運ぶ」「口に入れて引き抜く」という一連の体の動きに最適なものを採用。ヘッドデザインは、スープと具材を乗せたスプーンが顔の正面から45°の角度で口へ入りやすく設計されている。

肘を大きく上げるような食べ姿になりにくく、食事マナーとしてきれいな食べ姿をとることもできるそうで、細くすぼまったシャープなハンドルは、深い器からしっかりと中身を掬うためにデザイン。小回りが利き、具材を選びやすくなっているのも特徴だとしている。

今回は2タイプを用意。葉っぱのようなデザインで右利き用の「R45」は、左右非対称で大きく張り出した直線と、より唇にフィットしやすい立体形状により、食べた後はスプーンの底にスープや具材が残りにくい設計となっている。

一方、「E56」は左右両利き用で、スープが具材とともに多めに掬うことができる。口にスープを流し込みやすく、サクッとした口離れで、くびれのついた持ち手は安定した持ちやすさを実現している。End