京都・四条烏丸の「COCON KARASUMA」に
隈研吾が手がけた新エリアがオープン

▲烏丸通に面したテラスを創出した外観(イメージ)

京都・四条烏丸の複合商業施設「COCON KARASUMA(古今烏丸)」は17年ぶりのリノベーションを行い、建築家・隈研吾が設計・デザインを手掛けた新エリアが、2021年7月22日(木)にオープンする。

▲旧丸紅ビル

▲開業時の外観

今回2度目のリノベーションを行ったのは、開業時に増築して作り上げたアトリウムスペース。ガラス製のファサードの一部に孔をあけ、雲をイメージしたウッドパネル「WOOD-CLOUD」を施すことで、新旧のデザインをインテグレートする烏丸通に面した開放的なテラスを創出した。通りから中のアクティビティが感じられる開かれた新しい「COCON KARASUMA」の核となる。

▲テラス上部には「WOOD-CLOUD」を施す

屋内には、木の板が重なってランドスケープのようにダイナミックな表情をみせる階段を新設。重なった木の板の一部は、ベンチの機能を兼ねることで、1階のパンのセレクトショップ「KYOTO 1er BAKERY with cuisine」とともに、以前は通路だった場所に賑わいを創り出す。

▲guru-guru-lighting

▲ベンチの機能も備える階段

2階は展示会やポップアップショップなどの多彩なイベントを開催できるスペースとなっており、烏丸通側に作られた半屋外のデッキスペースと、大型引き戸を開け放つことで内外一体となった使い方も可能となった。

新エリアの誕生を記念して、7月22日から「COCON KARASUMA」2階にて、同施設の歴史を振り返るパネル展や、リノベーションの模型の展示も予定している。End

▲隈研吾氏 Photo © J.C.Carbonne