子どもたちとアンドロイドが創る
新しいオペラ「Super Angels」

▲オルタ3(Supported by mixi.,Inc)

東京都渋谷区の新国立劇場では、新作オペラ「Super Angels スーパーエンジェル」が2021年8月21日(土)・8月22日(日)に開催される。

この作品は、2019年に誕生したアンドロイド「オルタ3」が物語の核となる役で出演するもの。同作のためにプログラムを新たに開発、進化した「オルタ3」が、多様な子どもたちの合唱とオペラ歌手、オーケストラ、バレエダンサーと関わり合いながら、ともに歌い演じる新しいオペラである。

物語はある学園の卒業式から始まる。卒業生たちは15歳になると適性検査で選別され、全知全能AIの「マザー」の管理下に置かれる。アキラは「異端」指定され、開拓地に送られることになったが、教育係のアンドロイド「ゴーレム3」と出会う。ゴーレム3はアキラ、AIドクターのエリカらとの交流を通じて、欲望や祈りなど人間がもつ感情や夢見る力を感じ取りながら、何かとてつもないものを作り出そうとする。

今回は、新国立劇場オペラ芸術監督の大野和士が企画し、台本は作家・島田雅彦、作曲は音楽家・渋谷慶一郎が担当するなど、オペラの枠を超えたスケールのコラボレーションが実現。

▲針生康による舞台イメージ

近未来を抽象的に表現したXYZ軸のマトリックス空間に、デジタル技術を駆使したプロジェクションが投影され、科学技術と人間の共生をテーマにした神話的世界が展開するという、子どもたちとアンドロイドが創る画期的なオペラが誕生する。End

「Super Angels」

会期
2021年8月21日(土)・8月22日(日)
両日ともに14:00開演
会場
新国立劇場 オペラパレス
詳細
https://www.nntt.jac.go.jp/opera/super_angels/