NEWS | プロダクト
2021.08.18 15:52
東洋製罐グループは、限られた資源に取って代わるダンボールの新たな可能性を目指す「ダンボールアーキテクチャー」として、組立式ダンボールテント「DAN DAN DOME」を設計した。
同社では、さまざまな課題に向き合うことでイノベーションを起こし、より豊かな社会の実現を目指すプロジェクト「OPEN UP! PROJECT」を展開。その一環として、プライベート空間・居住空間を確保できる組立式テントを手がける極地建築家の村上祐資とコラボレーションした。
同製品は、軽くて丈夫な素材で耐久性に優れたダンボール製の組立式テントで、使用するダンボールは、同社の独自ラミネート技術を用いており、高い耐水性を実現しているという。また、ネジや釘を一切使用せず、パーツを簡単にドッキングさせる利便性が特徴だそうだ。
活用シーンとしては、一時的な仮設住宅や、フェス・アウトドア、極地での共有スペースなど、災害現場から観光地までさまざまな場面を想定。
無地のダンボールでできているので、ペイントやシールを貼るなどデザインを施すことが可能。フェスや観光地では、それぞれの特色に合わせた催事スペースなどとしても活用できる。
さらに、室内の暗さを活かしたプラネタリウムや、「DAN DAN DOME」自体を小型化することでペット用ハウスにするなどのバリエーションもあるそうだ。