特定非営利活動法人 映像産業振興機構（VIPO）は、運営を担う文化庁「令和3年度メディア芸術海外展開事業」の一環として、アルスエレクトロニカ・フェスティバル 2021において、フェスティバルとの連携特設サイト「アルスエレクトロニカ Garden TOKYO」を2021年9月8日（水）正午（日本時間）より開設し、作品の展示などを実施する。

アルスエレクトロニカ・フェスティバルは、芸術・先端技術・文化の祭典で、メディアアートのイベントとしては世界最大級の規模を誇る。今年度は「A New Digital Deal」をテーマに、オーストリア・リンツのリアル会場と、世界80以上の都市のオンライン企画とのハイブリットで行われる。

各企画は「Garden（ガーデン）」と呼ばれ、東京のサテライトとなる特設サイト「Garden TOKYO」は、日本のアーティストやクリエイターの活動を紹介する場所として開設される。

企画ディレクターは、ソニーグループで先端技術を用いたコンテンツ開発、サステナビリティ、科学技術コミュニケーションなどを手がける戸村朝子氏が担当。

▲アーティスト：evala（See by Your Ears）　Photo：Kenshu Shintsubo

▲アーティスト：小泉明郎　© Meiro Koizumi

企画内容としては、「プリ・アルスエレクトロニカ 2021」デジタルミュージック＆サウンドアート部門栄誉賞と第24回メディア芸術祭アート部門優秀賞をダブル受賞したサウンドアーティスト evalaによる受賞記念ライブパフォーマンスを配信する。

さらに、第24回メディア芸術祭アート部門で大賞を受賞した現代アーティスト 小泉明郎の「縛られたプロメテウス」のドキュメント映像と、その続編でVRで視聴する新作「解放されたプロメテウス Garden TOKYO ver.」を公開。

▲アーティスト：SAKUMA Kaito

▲アーティスト：東京大学大学院情報学環 xlab 筧 康明研究室　Photo：Franziska Mack

▲アーティスト：「分身ロボットカフェ DAWN ver.β」制作チーム（代表：吉藤健太朗〈オリィ研究所〉） © Ory Laboratory inc.

そのほか、メディア芸術祭の受賞作品をはじめとした作品やメディアアーティスト・関係者によるトークなど、さまざまなコンテンツをオンラインで紹介。ライブパフォーマンスやトークイベントはオンラインでライブ配信し、一部の作品・企画はアルスエレクトロニカの会場にて展示が行われる。