マリオ・ベリーニがデザインした
テーブル「Il Colonnato」の復刻版がリリース

ガーデンファニチャーブランドのKettal(ケタル)は、イタリアのデザイナーであるマリオ・ベリーニ(Mario Bellini)が1977年に手がけたダイニングテーブル「Il Colonnato」の復刻版を発表した。

今回の「Il Colonnato」では、ベリーニは建築の基本構造からインスピレーションを得て、古い時代のコロネード(列柱)がポルチコ(柱廊)のようにテーブルトップを支えるデザインを採用。

しっかりとした脚は、実際には間隔があるにもかかわらず、ひと塊にも見え、また角度を変えると、列柱が重ならずに空間が現れ、その見え方はまったく違ったものになるという。

当初は大理石などの古典風の素材のみでデザインされていたが、Kettalはより現代風のバージョンとして、チーク材とセメント材を追加。脚の直径は140cm、140 x 140 cmと280 x 140cmの2サイズを展開する。

ベリーニは、「若い建築家であった私が、英ウィルトシャー州にあるストーンヘンジを『視察』し、約5000年前の巨大な石の構造物に興奮したのは忘れられないことですが、それがなにかひらめきを与えたのかもしれません。1977年のある晴れた朝に、私はさまざまな木材や大理石、石を使い、いくつかのテーブルを作成しました。それが私にとってもっとも長持ちした、愛すべき家具となりました」と語る。

▲マリオ・ベリーニ

さらに、「今回は、大理石や石の薄層にアルミニウムなどの軽量でリサイクル可能な金属を新たに組み合わせ、目に見えない調整可能なモジュラーレッグシステムを採用するなど、クラシカルなデザインに新しい展開を加えています」とコメントしている。End