47都道府県の染織物でつくった鼻緒をとりつけた
京都芸術大学発のスニーカー「HANAO SHOES JAPAN」

京都芸術大学 京都伝統文化イノベーション研究センター(KYOTO T5)とCHIMASKIが運営するブランド「Whole Love Kyoto」は、スニーカーに鼻緒を取り付けた「HANAO SHOES」をもとに、新たに全国47都道府県の染織物を用いた「HANAO SHOES JAPAN」を展開している。

▲左から、「琉球紅型」:沖縄県、「桐生織」:群馬県、「再織」:和歌山県、「さくら織」:千葉県

「HANAO SHOES」は、昔から続く日本文化を現代の生活でも身に着けられるファッションで提案するため、国産のスニーカーに鼻緒をすげているのが特徴だ。

今回登場する「HANAO SHOES JAPAN」では、リサーチを進める中で、「雪の上にさらして仕上げるもの」や「濡れた糸のまま織るもの」など、日本全国47都道府県すべてに独自の染織物があることがわかったという。

その土地だから生まれた独自性のある工夫や文化を知り、そのリサーチ結果ひとつひとつの歴史や特徴をまとめ、オリジナルカルテとして記録。中には一度途絶えてしまったものや、約40年をかけて復活した染織物もあるそうだ。

失われる容易さと元に戻すことの難しさを考えさながら、産地固有の特徴を凝縮させた47種の「HANAO SHOES」を作り上げた。

なお、これらのシューズは、Think LOCAL「HANAO SHOES JAPAN かわいい伝統47」と題して、2021年10月5日(火)まで京都市下京区の大丸京都店 地下ウィンドウにて展示中。

また、現在は関西エリアの染織物で制作した「HANAO SHOES」のみを受注販売しており、今後は47都道府県・47種の販売を目指すとしている。End

Think LOCAL「HANAO SHOES JAPAN かわいい伝統47」展示会

会期
2021年9月8日(水)~10月5日(火)
会場
大丸京都店 地下ウィンドウ
詳細
https://wholelovekyoto.jp/