慶應義塾大学SFC 徳井直生研究室は、「AI」と「新型コロナウイルス」という近年のまったく異なる2つの大きな「外圧」が、人間の創作活動や創造性、私たちの幸福や社会に与えた／与える影響を考察する展覧会「Alternative Dimension」を、2021年9月23日（木・祝）から9月27日（月）まで東京・表参道のTIERS GALLERYにて開催する。

同研究室 Computational Creativity Lab（CCLab）では、オルタナティブな（＝代替の、型にはまらない）知性としてのAIが人の創造性や社会に与える影響を作品制作や研究を通して行っている。

2019年4月の研究室発足から一年が経ち、世界は新型コロナウイルスの蔓延という未曾有の危機に直面し、私たちはオルタナティブな生活様式に適応することを余儀なくされた。

▲Virtual Presence

▲Tokyo Happiness Price Project (Case 01—SNS in 2024)

▲Adaptive Yantra〜八百万〜

家族や友人との自然なつながりが絶たれた結果、多くの人がコミュニケーションの価値や幸せの意味を自問自答し、自分自身を見つめ直したのではないか。その一方で、その間もAI技術は着実に進歩し、創作活動や社会のあり方を少しずつ変容させつつある。

▲Compressed ideograph -visualized-

▲Variable Flavor Remix

▲Daily Report

▲MR4MR Mixed Reality for Music Reincarnation

▲Weather Music

▲家具の音楽たち 2021

同展は、こうしたコロナ禍における学生たちの創作研究活動の成果を発表する展覧会である。新しい生活様式の中で生まれた作品群は、オルタナティブな創作のかたちやテクノロジーと人の新たな関係性を示唆するかもしれない。