「奥能登国際芸術祭2020+」 出展作品を舞台に
家具シリーズ「NOTOSUGI」が誕生した

▲photo:Takumi Ota

石川県珠洲市で2021年9月4日 (土) から11月5日 (金) まで開催中の「奥能登国際芸術祭2020+」にて出展された作品、「海をのぞむ製材所」を舞台に誕生した家具シリーズ「NOTOSUGI(ノトスギ)」が10月1日 (金) に発売された。

「NOTOSUGI」は、珠洲市の海沿いに佇む「新出製材所」に魅せられて結成した「Noto Aemono Project(ノト アエモノ プロジェクト)」が手がけたもの。

▲photo:Takumi Ota

「海をのぞむ製材所」は、現在も稼働中の同製材所に海と山をつなぐ風景を作り、絶景の休憩所へと改築した作品で、素材生産者・職人・デザイナー・建築家が商品開発をする「aemono project」が、沖縄・東京・珠洲に住むデザイナー・職人と手を組み制作した。

▲photo:Takumi Ota

プロジェクトでは、出展の準備を進めるなかで、「新出製材所」が歩んできた歴史をはじめ、地域木材の利用減少による自然環境への影響や街・人との繋がりの希薄化など、地域が抱える問題に直面。

▲A TABLE(ア テーブル) photo:Takumi Ota

▲A BENCH(ア ベンチ) photo:Takumi Ota

▲SOLO TABLE(ソロテーブル) photo:Takumi Ota

そこで、地域材の循環を目的とした家具を製作。デザインソースとして珠洲の家々の外壁面を構成し、美しい街並みを作りだしている「下見板」を参考に、製材所に貯蔵されていた木材を用いた8種からなるテーブルとベンチのシリーズができあがった。

▲photo:Takumi Ota

▲photo:Takumi Ota

▲photo:Takumi Ota

なお、同シリーズは出展会場内で配置するとともに、一般販売も実施。会場もしくは公式サイトにて注文することができる。End

「海をのぞむ製作所」

会期
2021年9月4日(土)- 10月24日(日)
9:30~17:00(定休日:木曜日)
会場
新出製材所(石川県珠洲市三崎町小泊16部27番地の4)
詳細
https://oku-noto.jp/ja/artist11.html