FREITAG、完全にリサイクル可能な
循環型「トラックタープ」を開発へ

▲写真:Nicolas Polli

スイスのバッグメーカー FREITAGは、終わりなくリサイクル可能になることを目指して、リサイクル可能なトラックタープの開発に取り組むことを発表した。

同社はこれまで、100%堆肥化可能な衣料品ライン「F-ABRIC」で生物学的な循環を実現。使用済みのトラックタープから作られたバッグは、アップサイクリング部門による修理サービスと交換プラットホームの提供により、ライフサイクルがさらに延びているという。

そして、今回のこの取り組みでは、異業種の工業界のパートナーと共同で、完全にリサイクル可能なトラックタープの開発に着手。既存のPVCと同じように頑丈で、耐久性が高く、撥水性があり、実用的であるだけでなく、ゴミにならず、生物学的や技術的にリサイクル可能なものになるという。

プロジェクトチームはすでに、さまざまなファブリックとコーティング材料の組み合わせにより、材料のプロトタイプ第1弾を作製。これまでのテストは良好だが、2022年の実用化に向けて、リサイクル可能なトラックタープが実際のトラック輸送で使用できるようになるまでに、取り組まなければならない課題はまだあるそうだ。

▲写真:FREITAG/Data-Orbit

▲写真:FREITAG/Data-Orbit

また、日常生活の残骸をリサイクルして作品にしているアーティスト兼フォトグラファーのニコラス・ポリが新たな作品を公開。FREITAGによる試作品のリサイクルボックスを使用して、リサイクル可能なトラックタープの探求を解釈した作品となっている。End

▲写真:Nicolas Polli

▲写真:Nicolas Polli