TOYOTA、歩行領域での新たなモビリティ
立ち乗りBEV「C+walk T」をリリース

TOYOTAは、歩行領域での新たなモビリティシリーズ「C+walk(シーウォーク)」の立ち乗りタイプ「C+walk T(シーウォークティー)」を、2021年10月1日(金)にリリースした。

3輪BEV(バッテリーEV)の「C+walk T」は、ハンドル左右にあるアクセルレバーの操作だけで発進、加速、減速、停止までコントロールすることができる。さらに、左右にあるブレーキレバーを握ることでより減速をサポートし、バックボタンを押せば後進も可能だ。

▲降坂時/旋回時の自動減速機能

ボディは、全長700mm(歩幅程度)・全幅450mm(腰幅程度)で、フラットなステップは乗り降りしやすい高さの150mm。人間ひとりのスペースに限りなく近いコンパクトなサイズで、人の「歩く」速さで移動しながら周りの歩行者と「横並び」で会話することもできる。

▲状態表示パネル

さらに、走行時に前方の人や障害物との衝突を回避する障害物検知機能を搭載。ボディ前面の周辺検知センサーが検知すると、警告音とパネル表示で警告し、約2km/hまで減速してくれる。

▲C+walk T〈立ち乗りタイプ〉“Safety support”機能

また、脱着式リチウムイオンバッテリーを付属の専用充電器(AC100V)に接続すれば、およそ2.5時間で充電可能だ。

▲バッテリー残量表示LED

法人向けの利用としては、広大な施設内での移動や、警備の現場で働くシニアの歩行負担の軽減、公園や施設内を巡るアクティビティツアーといったシーンを想定。将来的には公道での使用も見据え、日常生活における長距離の歩行が困難な人々の行動範囲の拡大をサポートしたいとしている。End