産地間連携プロジェクト「pirkamonrayke」
第1弾は「京都工芸」との産地間連携のコレクション

▲ Photograph:Masaki Ogawa

ササキ工芸と北川大輔率いるDESIGN FOR INDUSTRYは、日本のモノづくりの新たな可能性を世界に向けて提案する産地間連携プロジェクトブランド「pirkamonrayke(ピリカモンライケ)」を開始した。

このプロジェクトは、「木を活かすこと」を理念に北海道・旭川で木製小物の製造を行うササキ工芸が日本有数の産地と協力するもの。

同スタジオは、ササキ工芸の工場で目の当たりにしたモノづくりの精度の高さに驚いたという。そこで、同社を世界に提示すること、そしてその個性だけでなく、他の産地との連携を最大限に活かすことがテーマとなった。

▲Photograph:Masaki Ogawa

▲Photograph:Masaki Ogawa

▲Photograph:Masaki Ogawa

「pirkamonrayke」は、アイヌ語で「良い仕事をする」を意味する言葉。DESIGN FOR INDUSTRYがすべてのプロダクトのデザインを手がけ、第1弾では「京都」との産地間連携のコレクションを展開する。

木を活かし、そこに掛け合わせる京都工芸を活かし、日本がこれまで培った美を活かす。そして、その取り組みのなかで、時代が、産地が、技が、人が、ひとつの真理で繋がり、共に固定観念や境界といった「これまで」を超えていく。

ササキ工芸のもつ木工技術、京都のさまざまな職種・職人とその技術、正倉院に収蔵される宝物や日本美術や工芸・民藝に見られる意匠、アイヌの伝統民具とその意匠、現代に求められる機能性など、あらゆる視点から多角的に読み解き、一連のコレクションが生まれた。

▲Photograph:Masaki Ogawa

▲Photograph:Masaki Ogawa

▲Photograph:Masaki Ogawa

▲Photograph:Masaki Ogawa

今回はホームアクセサリー、日用品、ステーショナリーなどを展開。タモやウォールナットを使い、漆塗り、金箔押し、プラチナ箔押し、蒔絵、漆焼付などの表面加工を施しており、赤、青、金、プラチナ、木地仕上げなどのバリエーションを用意する。発売は2022年夏を予定している。End

▲Photograph:DESIGN FOR INDUSTRY

▲Photograph:DESIGN FOR INDUSTRY

▲Photograph:DESIGN FOR INDUSTRY

▲Photograph:DESIGN FOR INDUSTRY

▲Photograph:DESIGN FOR INDUSTRY