人間の欲望について考えさせる
展示「ひとのうしろにかくれてあるもの」

▲Peter Fischli & David Weiss
「The sun, the moon, and the stars」2008
Photo credit:Exhibition views, Peter Fischli, David Weiss, Sonne, Mond und Sterne, Sprüth Magers, Berlin, 2009 Ishikawa Collection, Okayama Photo Credit: Jens Ziehe

京都市左京区の国立京都国際会館イベントホールでは、「現代アートとコラボレーション」をテーマにした新しいアートフェア 「Art Collaboration Kyoto(ACK)」が2021年11月5日(金)から11月7日(日)まで開催される。

ACKは、日本最大級となる現代アートに特化したアートフェア。日本と海外のギャラリー、行政と民間、美術とその他の領域などがコラボレーションし、京都や日本だけでなく、アジア、欧米、南米から50軒を超えるギャラリーが出展する。

これに合わせて、ウェブメディアのBOLDが主催するサテライト展示「ひとのうしろにかくれてあるもの」が行われる。

ライアン・ガンダー(Ryan Gander)やペーター・フィッシュリ&ダヴィッド・ヴァイス(Peter Fischli & David Weiss)ら8組の作家が参加。その多彩な作品から、「ひとのうしろにかくれてあるもの」、私たちが気づかぬうちに囚われている「何か」を独自の創造性をもって明らかにし、ひとの本能や本性との新鮮な対峙を促すことがねらいだという。

▲Ryan Gander
『Subjective and emotive playmaking』2016
Photo credit: Exhibition views, Ryan Gander, Subjective and emotive playmaking, at TARO NASU, Tokyo, 2016 Ishikawa Collection,Okayama ©Ryan Gander Courtesy of TARO NASU Photo Credit: Keizo Kioku

キュレーターの那須太郎は、「欲望というと人間の欲を思い浮かべる方が多いと思います。しかし人間以外の存在がもつ欲望にも目を向けると、世界はより興味深い様相をみせてくれます」と語る。

「人間の欲望と人間の欲望を駆りたてる存在との関係性、そしてその既存の欲望の枠組みから自由になろうとする人間の欲望について考えさせられる作品を選んでみました」。

▲Peter Fischli & David Weiss
「The sun, the moon, and the stars」2008
Photo credit:Exhibition views, Peter Fischli, David Weiss, Sonne, Mond und Sterne, Sprüth Magers, Berlin, 2009 Ishikawa Collection, Okayama Photo Credit: Jens Ziehe

また、関連イベントとして、BOLD x ACK トーク「自由を帯びて生きる」のLIVE配信を実施。さまざまなアーティストやキュレーター、アート関係者ともに、「自由な生き方になぜアートが必要なのか」をテーマに、創造性やアートと自由の関係性を紐解く対話を展開する。End

「ひとのうしろにかくれてあるもの」

会期
2021年11月5日(金)12:00~19:00
2021年11月6日(土)12:00~19:00
2021年11月7日(日)12:00~17:00
会場
国立京都国際会館 Room E、本館とイベントホールの連絡通路
詳細
https://b-o-l-d.jp/topics/topics-780