MIT自動運転ボートプロジェクト「ROBOAT」が
ロボットボートを開発

▲©MIT/AMS Institute

マサチューセッツ工科大学とオランダのAmsterdam Institute for Advanced Metropolitan Solutions(AMS Institute)は、自動運転ボートの研究プロジェクト「Roboat」において、プロトタイプとなるロボットボート2隻の開発に成功したことを発表した。

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アムステルダムといえば運河が有名だが、船舶の交通量も多い。「非常に複雑で、そのわりに構造物もあまりなく、さまざまな障害物に遭遇する機会が多いため、狭いスペースでの操作を余儀なくされます」と語るのは、AMS InstituteのRoboatプロジェクトリーダーであるYnse Hendrik Deinema。

「Roboatがアムステルダムのはげしい水上を航行するには適切なナビゲーション、認識作業、そしてソフトウェアによる制御をしっかりと組み合わせることが求められています」。そこで、Roboatには自己学習システムを搭載。水上での経験をベースにして、通過地点の発見や自律的な接岸・離岸、衝突回避といった能力を改善させていくという。

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さらに、空いている航路を自律的に決定するために、搭載したLiDARと複数のカメラによる360度の視界を確立。「認識キット(perception kit)」とも呼ばれるもので、Roboatに周辺状況の把握を促してゆくそうだ。

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たとえば、カヌーのような新しいオブジェクトを認識すると、アルゴリズムがこれに「アンノウン」のフラグを立てる。チームはのちほど収集したデータを確認、オブジェクトを手動で選択し、「カヌー」とタグ付けする。さらに、アルゴリズムをトレーニングさせることで、人間の目よりも優れたオブジェクト認識能力を発揮できるようになる。

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なお、今回の成功を受けて、5年を費やしてきた同プロジェクトは試験運用と商業化のフェーズに移行。2021年11月からは、乗客輸送、廃棄物収集などの資材運搬、水インフラ調査・水質モニタリングという、3つのケーススタディに取り組むことにしている。End

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