NEWS | プロダクト
2021.11.05 14:30
愛知県瀬戸市に本社を置く段ボールメーカーのマルイチは、同市の地域PRと環境への配慮を実現するサーキュラーエコノミー梱包資材「せとものダンボール」の提供を2021年11月4日(木)より開始した。
「せとものダンボール」は、せとやき専用の「ご当地段ボール」として開発したもの。瀬戸焼の廃材からつくった紙を使用しており、瀬戸焼の器を感じさせるパッケージデザインを施すなど、瀬戸焼を梱包するために特化した製品となっている。
素材となる瀬戸焼は、本来は産業廃棄物として処理される使用済みのもので、これを段ボール原紙に配合することで、同社のオリジナル原紙「瀬戸物混抄紙(こんしょうライナ)」となる。通常の段ボールと同じく、リサイクルも可能だ。
また、パッケージデザインには、瀬戸の名所である「窯垣」と、瀬戸物の湯呑や器の絵柄でよく目にする「十草」模様のモチーフに採用。箱を開くと、瀬戸市のキャッチコピー「いいもんせともん」も現れる。
12月中には、瀬戸市の陶芸作家とコラボしたデザインもリリース予定だそうで、マルイチは、同市内の窯元・陶芸作家に対して制作活動のサポートを目的として「せとものダンボール」を提供するとしている。