Nature Architects、バネやゴムを用いない
防振設計ソリューション「DFM PULSE」を開発


メタマテリアルをベースに新製品設計を行うNature Architectsは、防振設計に特化したソリューション「DFM PULSE」を開発した。

従来の防振技術では、バネやゴムなどの部材を付加することで振動を抑制してきた。一方、DFM PULSEでは、木材・金属・ガラス・樹脂など、さまざまな材料に適切な形状を設計・加工し、これを埋め込むことで、バネやゴムを用いずに振動を抑制することができるという。

モーター・スピーカー・モビリティ・電子基盤など、さまざまな部材やプロダクトに対して、組立て工程を増やすことなく、少ないスペースでシームレスに防振機能を埋め込むことができるそうだ。

たとえば、板に最適設計された穴を開けることで、振動を伝えたい部分と振動を遮断したい部分を自由自在に設計することができる。

DFM PULSEでは、振動源、プロダクトに使用される材料、構造を埋め込む空間、製造制約などの情報から、最適な構造を設計。その際、意図しない振動(サージング)を発生させない構造データベースや、従来では防振が困難な超低周波数・低マウント荷重の振動を抑制する構造データベースを活用するとしている。End