金沢の現代アート美術館「KAMU kanazawa」
森の循環をテーマにした諏訪綾子の企画展を開催

▲諏訪綾子アトリエ風景:photo by Ayako Suwa

石川・金沢にある私設現代アート美術館「KAMU kanazawa(カム カナザワ)」は、フードアーティストの諏訪綾子が考える循環をテーマにしたエキシビションの実現に向けて、新プロジェクトのためのクラウドファンディングを2021年11月22日(月)よりMotionGalleryにて開始した。

同館が今回フードアートの分野で活動する諏訪綾子と取り組む新しい企画展は、「森の循環」がテーマ。同氏がアトリエを山梨の山中に移したことがきっかけで始まった創作活動や、間伐材を使った「タリスマン」と呼ばれる作品を介して生まれた森と都市の循環、新しい社会の循環を、美術館を飛び出して世の中に繋いでいくものとなる。

▲本企画の舞台の1つとなる石川県の白山:photo by Ayako Suwa

リターンには、同展で使用する間伐材の枝葉などを使った作品「森タリスマン」や、展示で使用する枝葉と同じ土地・同じ時期に間伐された枝葉から抽出したオイルを使用したミスト「森エッセンス_1」、作家がアトリエのある山梨の森で養蜂し採取した蜂蜜「森エッセンス_2」などを用意。

▲TALISMAN in the woods/森タリスマン S〜Mサイズ

▲ESSENCE in the woods_1/森エッセンス_1

▲ESSENCE in the woods_2/森エッセンス_2

クラウドファンディングに参加することで作品への距離感が縮まり、循環の輪の中に鑑賞者が入ることを目指しているそうだ。End

▲©️Ayako Suwa