青森県内外の作家15名が津軽・弘前からインスピレーションを得て制作した作品を展示する、まちなか芸術祭「Hirosaki Arts Pollination（ヒロサキアーツポリネーション）展」が2021年11月27日（土）から12月5日（日）まで開催される。

同展は、アートを街に拓くローカル・クリエイティブ・プロジェクト「HIROSAKI_AIR（弘前エア）」のキュレーションによるもの。津軽・弘前という土地を再発見する市民参加型の地方展覧会で、旧一戸時計店・青森銀行記念館・石場旅館などの歴史的建造物を含む弘前中心街の10拠点が会場となる。

りんごが結実する仕組みになぞらえて、アーティストや鑑賞者を植物の花粉を運び受粉させる「ポリネーター（送粉者）」として解釈。アーティストたちの眼差しとこの地の歴史、文化、産業、風土をかけ合わせながら、津軽という惑星を複眼的に捉え、新たな気付きや明日につながるエネルギーを私たちの心に実らせることを目指している。

11月28日（日）・29日（月）には、市内の福祉施設利用者の人や子どもたちと一緒に作品を完成させていくワークショップも開催。期間中何度でも展示を楽しめる鑑賞パスはオリジナル・トートバックになっており、心が動いたものを詰め込みながら弘前の街歩きを楽しめるそうだ。