NEWS | コンペ情報
2021.12.17 14:30
PVC(塩ビ素材)の特長を活かして魅力ある製品を広く公募し表彰するコンテスト「PVC(塩ビ素材)Award 2021」の受賞作品が、2021年12月16日(木)に発表された。
同コンテストは、PVCの加工性、印刷性、耐久性、耐摩耗性、耐腐食性、リサイクル性などの優れた特性を活かし、様々な機能を付与して、生活の利便性向上や、環境配慮・リサイクル・防災・安全など環境・社会に貢献する魅力ある製品の発掘を目指すもの。
今回は、「生活を豊かにするPVC製品」をテーマとして、全国から95点の作品が寄せられた。大賞に該当する作品はないが、準大賞が受賞した。
準大賞は2点あり、ひとつは三ッ星 技術開発センターの「水中機器用フロートケーブル」。ケーブルに発泡材を被覆させることで、ケーブル自体に浮力性能を持たせているのが特長である。ウキの取り付けにかかる工事作業の工数削減のみならず、岩礁や漂流物による海低での断線リスクを軽減し、ケーブルが視認しやすくなるため、泥水の多い災害現場でも活用できるという。
もうひとつのハイビックスの「リハビリ補助用具 Curaria(キュラリア)」は、理学療法士のアイデアをもとに生まれた、PVC製のリハビリエアー用具。空気圧でこわばった筋肉を持続的にストレッチすることで、筋緊張を和らげるだけでなく理学療法士の負担軽減にも役立つ。
優秀賞は、丸五 大橋真人の雨の日も晴れの日も毎日履ける防水スニーカー「ランランRAIN」、子供のおむつ替えから大人の介助まで幅広く使える水上 オモイオ事業部の「収納式横型多目的シートYU2」、YPCと照和樹脂の描く、塗る、つなげる、など自由な発想を育むアイテム「レンブロックキャンバス」の3点が受賞した。