アルス・エレクトロニカ賞
2022年度の作品募集を開始

▲©︎Ars Electronica / Robert Bauernhansl

オーストリア・リンツで開催されるメディアアートの祭典 アルス・エレクトロニカは2022年1月13日(木)、優れたメディアアート作品に贈られる「アルス・エレクトロニカ賞(Prix Ars Electronica)2022」の応募受付を開始した。応募期限は2022年3月2日(水)まで。

1987年から続く同賞では今回、「コンピュータアニメーション」、「デジタルコミュニティ」、「インタラクティブアート+」、ユース向けの「u19 – create your world」のカテゴリーを設定。受賞者には、最高賞の「ゴールデン・ニカ賞」と賞金1万ユーロが贈られ、同年9月に開催されるアルスエレクトロニカ・フェスティバルで紹介される。

さらに、同国の欧州国際関係省が支援する「デジタル・ヒューマニティのためのアルスエレクトロニカ・アワード」がスタート。デジタル社会における社会的、文化的、人道的な問題に対して卓越した方法で取り組み、新しいデジタル・ヒューマニズムの確立に寄与するアートプロジェクトを表彰するものだという。

▲Golden Nica 2021 When the Sea Sends Forth a Forest / Guangli Liu (CN)

▲Golden Nica 2020 Be Water / Hong Kongers (HK)

▲Golden Nica 2020 SOMEONE / Lauren Lee McCarthy (US), Credit: Stan Narten

また、オーストリアの全国の学校は、教育賞「Klasse! Lernen. Wir sind digital」に応募することができる。この賞は、オーストリア学術交流局(OeAD)および教育・科学・研究省と協力し開催されるもので、デジタルツールを活用して従来の教育をより創造的に展開するプロジェクトを称えるそうだ。End

▲©︎vog.photo