ペンタグラムがデザインした
知育デバイス「Yoto Mini」

現在では多種多様な子ども向けの知育デバイスが発売されている。子どもたちの好奇心を刺激しながら、さまざまな感覚を育みたいと考える人も多いだろう。Yotoが展開する「Yoto Mini」もこうしたデバイスのひとつだ。

デザイン事務所 ペンタグラムがデザインしたこのデバイスは、既存の「Yoto Player」を小型化したもの。子どもたちがたくさんのお話や歌、ラジオやポッドキャストを安全に探すことができる。タッチパネルのようなものはなく、手で操作しながらワクワクするようなサウンド体験ができるという。

Yotoの特徴のひとつは、自分でカードを差し込んでオーディオコンテンツを再生することにある。これにより、2歳の子どもでも好きなお話や音楽を自分で探すことができ、さらには触覚を使った遊びを促し、細やかな運動感覚の発達もサポートしてくれる。

開発段階では、カードスロットやモニター、つまみ、スピーカーなど、さまざまな機能の組み合わせを試行錯誤し、これらを前面に集めたコンパクトなデザインが実現。子ども向けとはいえ、幼児のおもちゃではなくて、親世代にはウォークマンを思いおこさせるような、どの年齢の子どもでも使いたくなるものとした。

そのため、つまみは使いやすいように大きくし、コンパクトながらも丈夫で、コストがかからないように組み立てもシンプル。小さな手でも簡単に充電ができるUSB-C充電口と、イヤホンジャックもついている。

また、手のひらサイズのデバイスながら、良質でパワフルなサウンドが楽しめる。ドット絵が表示される小窓のLEDディスプレイも搭載しており、フィードバックやインタラクティブなコンテンツに集中できるそうだ。End