内田繁が手がけた貴重な照明を展示
展覧会「Three Tenderly」開催

インテリアデザイナーの内田繁と同氏が創設した内田デザイン研究所による照明展覧会「Three Tenderly」が、2022年3月19日(土)から3月27日(日)まで大阪市生野区のATAKAにて開催される。

商・住空間や家具、工業デザインから地域開発に至るまで、人の心や身体、日常に永く寄り添うデザインを展開してきた内田繁。2016年に逝去した後も、同研究所が内田の想いや理念を引き継いでいる。

同展では、米サンフランシスコ近代美術館など多くの美術館の永久コレクションに選定されている、天井や壁に影を映し出す照明「Tenderly(テンダリー)」を展示する。

1986年にデザインした東京・六本木のバー「ル・クラブ」の照明として使用され、同年にプロダクト版の照明器具としてのオリジナルデザインが発表。このほか、同氏と同事務所がデザインした「Tenderly」には、2006年に開催したソウルでの展示会のためにリデザインしたソウル版と、海外のメーカーと開発を進めていた新デザイン版(未発売)の3種類が存在するという。

それぞれ同じ名を持つプロダクトだが、その時の思考や動機により形状が異なるそうだ。そこで、今回は3種類の貴重なアーカイブ品を展示し、さらにソウル版復刻品の受注会を実施することにしている。End

内田繁・内田デザイン研究所 照明展覧会「Three Tenderly」

会期
2022年3月19日(土)~3月27日(日)
12:00~19:00 予約不要・会期中無休
会場
ATAKA
詳細
https://ataka-jp.com/journal/20220219