AIが見立て、デザイナーが仕立てた器とは!?
AIデザインプロジェクト「mitate」展示会が開催

▲展示イメージ

スタートアップスタジオ quantum(クオンタム)は、AIデザインプロジェクト「mitate」の初展⽰会を、東京都渋⾕区のelephant STUDIOにて2022年4⽉6⽇(⽔)から4⽉10⽇(⽇)まで開催する。

「⾒⽴て」とは本来、他のものになぞらえて対象を表現することを意味する。⽇本庭園の枯⼭⽔や和菓⼦、陶芸の器など、⽇本では⾒⽴てを⾏うデザインが古くから行われてきた。そこで同展では、このプロジェクトのために独⾃に構築した「mitate AI」が画像をもとに⾒⽴てを⾏い、デザイナーがプロダクトとして具現化したさまざまな器を展⽰する。

AIが得意とする「特徴の抽出」という能⼒や、フルカラー3Dプリンタの造形技術を活⽤して、デザイナーがモノ作りへの応⽤を模索するデザインリサーチで、器のデザインを通して⼈とAIのモノに対する認知の違いや、⼈とAIがともに制作を⾏う可能性を検証するという。

▲展示する器の例。パパイヤの画像をmitate AIが見立てた。

▲展示する器の例。ブロッコリーの画像をmitate AIが見立てた。

今回は、3Dプリンティング・ソリューションを提供するストラタシス・ジャパンと共同で開催。AIが⾒⽴て、デザイナーが仕⽴てた器のデータをストラタシス社の3Dプリンタ「J850 Prime」を⽤いて造形する。

また、展⽰期間中は、mitate AIによる画像の「⾒⽴て」をスマートフォンやPCなどのデバイスで体験することができるアプリケーションを限定で公開予定。手持ちの画像やその場で撮影した写真データを⼊⼒することで、mitate AI が⾒⽴てた世界に器の画像が⽣成されるそうだ。

▲mitateの流れ

▲ストラタシス フルカラー3Dプリンタ「Jシリーズ」

なお、4⽉7⽇(⽊)18:00~19:00 に、quantum 執⾏役員・チーフデザイナーの⾨⽥慎太郎と、ストラタシス アプリケーションチームリーダー ⽵内翔⼀による配信トークイベントを実施。今回のプロジェクトの背景やmitate AI による「⾒⽴て」の⾯⽩さ、造形に使⽤したフルカラー3Dプリンタに関するエピソードなどを紹介する。End

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会期
2022年4⽉6⽇(⽔)~4⽉10⽇(⽇)
時間
11:00~19:00 ※4月6日は15:00開場、7日はトークイベント開催に伴い18:00まで。
会場
elephant STUDIO
詳細
https://quantum.ne.jp/wp-content/uploads/2022/03/mitate_0323pressrelease_final-1.pdf