NEWS | プロダクト
2022.04.04 15:30
「自然農法」を発信した農哲学者・福岡正信が拓いた農園である、奈良県田原本調の福岡正信自然農園から竹のカトラリー「山民具」が登場した。行き場のない竹を熟練の職人が丁寧に加工・製作しており、自然な風合いが日常に溶け込むアイテムである。
通常の竹製品は、見た目を重視するため、傷などが目立つ外皮は削り落として製品化されるが、雨・風などの外的要因から身を守る外皮はとても丈夫だという。そこでこのカトラリーは、通常なら取り除く外皮を残したデザインを採用。折れにくく耐久面に優れているという。
また、カトラリーの先端がテーブルにつかないように浮いたデザインとなっている。今回は、付属の蜜蝋で手入れをしながら使用するナチュラルな製品と、漆加工を施した製品の2つのタイプを用意。箸・スプーン・ナイフがセットになっており、「節あり」と「節なし」が選べるようだ。
「綺麗なもの」よりも、「自然なもの」を大切にするという福岡正信自然農園。このカトラリーでは、竹本来の表情を楽しむことができるだろう。