つなぎ合わせてカスタマイズができる
cc-tapisのラグコレクション「Sequence」

イタリアのラグブランド cc-tapisは、米ニューヨークを拠点とするデザインスタジオ Apparatusとコラボレーションしたラグコレクション「Sequence」を発表した。

「Sequence」は、形状と素材にこだわったモジュラータイプのラグコレクションで、ラグ同士のジョイントに「すき間」があるのが特徴だ。半円や直線をもつラグをつなぎ合わせることで、好みや空間に合わせたカスタマイズが可能である。

ベトナム産のシルクとニュージーランド産のウーステッドウールを使い、タイにて手作業で房状に加工。ラグをつなぐ真ちゅう製の金具は、その形状もさることながら、そのすき間も強調している。こうしたものは、ピエール・カルダンのシルエットや車寄せ (Porte cochère)を思わせるそうだ。

Apparatusは、大理石やスエード、ホースヘア、漆器や磁器などの素材と緑青に覆われた真ちゅうを組み合わせる取り組みを行っているという。ランプでチェアなどの作品と同様に、このコレクションでも、同スタジオによる機械と手作業の絶妙なバランスや、完璧さと人間のもつ美しい不規則性による齟齬を楽しむことができるだろう。End