宮崎県都城市では、地域循環型まちづくり複合施設「TERRASTA (テラスタ) 」が2022年4月29日（金）に開業する。

UDSが企画・設計を手がけた「TERRASTA」は、ホテル、レストラン、マーケットなどからなる複合施設。かつて老舗百貨店が立ち、賑わいを生んでいた場所が生まれ変わり、隣接する市立図書館などの施設とともに、都城市中心市街地の活性化に寄与する新たな交流拠点となる。

施設名は「Terrace（テラス）」と「Stage（ステージ）」を掛け合わせたもの。「テラス」に人が集まり、にぎわいが生まれ、街に人の良い流れを生み出し、さらには仕事や発信、連携の舞台となって、地域の持続可能な将来に向けて進んでいく「ステージ」となる、そんな場所を目指しているという。

▲3階 TERRASTA DINING

▲HOTEL TERRASTA

外観は各階ごとに舞台（ステージ）が重なり、さまざまなストーリーが積み上げられているようなデザイン。エントランスはオープンに開かれた空間とすることで、外と中が滑らかな連続性のなかでつながる場になる。また、外壁の一部には新燃岳の火山灰を使用した地元の建材である新燃レンガを、内装には高千穂シラスの左官壁を使用する。

施設構成は、1階にはフードマーケット、1・2階にはショップとオフィス、3階にはレストランが出店。

▲小上がりを設えることでコンセプトである「STAGE」をデザインに取り入れたスーペリアツインルーム。ローテーブルとデスクが備わっており、多様な滞在スタイルに合せた過ごし方ができる。（31㎡ 1-2名）

▲地域の豊かな自然をイメージしたテラス付きのテラススイート。 美しい自然が出迎える、開放感ある静謐な空間である。 （80㎡ 1-4名）

3～7階には「HOTEL TERRASTA」がオープンする。地元高校や地域にゆかりのあるアーティストとともに、地域の伝統工芸や自然素材を取り入れながら作り上げたクラフトルーム（4室）などを用意する。