アンビエンテックからプロダクトデザイナー 松山祥樹が手がけた
ポータブルランプ「Cachalot」登場

コードレス照明ブランドのAmbientec(アンビエンテック)は、プロダクトデザイナーの松山祥樹による新作ポータブルランプ「Cachalot(カシャロ)」を発表。2022年6月6日(月)から6月12日(日)までイタリアで開催されるミラノデザインウィーク2022にて公開される予定。

このランプのためにAmbientecが開発したのは、生命体を象徴するような温かい光を放つロッド。この筒状のLED光源は、マッコウクジラの優しく雄大なフォルムと柔らかな質感のシェードのなかで灯り、精密な金属加工で作られた繊細なディティールのフレームと調和しながら、象徴的な光となって空間に浮かび上がるという。

ベースは、重厚感のある亜鉛ダイキャストの銅メッキ仕上げ。トップカバーは特殊な成型方法を用いたアクリル製で、クリアとダークグレーの2色を展開する。

また、純度の高いアクリルで表現したのは、クリスタルガラスのように透き通ったマッコウクジラの姿。日中には明るい陽射しのもとで自然な光を放ち、そっと人々の日常に寄り添ってくれる。

松山は、「暗く冷たい海の中で、そのたった一頭の存在が不思議な安らぎを生み、心をやさしく温めるような…。まるで時間の流れまでもがゆるやかに変化するような…。Cachalotは、そのような自然界の生命が持つ造形的要素を引用した、彫刻的な光のオブジェです」と語っている。End

Ambientec / Cachalot (Design:Yoshiki Matsuyama) May/2022 from 株式会社アンビエンテック on Vimeo.

▲プロダクトデザイナー 松山祥樹
2012年より三菱電機株式会社統合デザイン研究所にインハウスデザイナーとして所属。公共機器や家電製品等のインダストリアルデザインから、途上国の暮らしにフォーカスとしたソリューションデザインまで、多様な領域の研究開発に取り組んでいる。