土屋鞄、自社バッグを引き取り
修理・再販売するリユース事業を本格スタート

土屋鞄製造所は、古くなった同社の革製バッグを無料で引き取り、職人が修理して再販売するリユース事業を2022年6月より本格的に開始することを発表した。

同社は、製品を引き取る期間を今年から毎年設定し、修理した製品は店頭にて期間限定で再販売。今年の製品の引き取りは2022年6月1日(水)から6月30日(木)までと10月1日(土)から10月31日(月)までの2回、大人向け鞄を扱う全国14店舗と配送(同社着払い)で対応する。

また、販売は2022年9月から10月頃と11月から12月頃に実施する予定で、東京と大阪の同社2店舗で行う。価格は最大で定価の半額に抑え、販売後は新品と同様の返品保証・修理サービスを受けつけるという。

同社は2021年にリユースビジネスの事業化に向けてテストマーケティングを行い、目標の100点を大きく上回る580点のバッグを1 カ月間で引き取った。再販売数は約150点を数え、トートバッグやショルダーバッグ、ボストンバッグなど豊富な品揃えとなったそうだ。今年は1年間で、昨年の約2.5倍となる1400点のバッグを集め、360点のリユース販売を目指すそうだ。

▲修理イメージ ハンドル修理前(左)と後

▲修理イメージ ファスナー交換前(左)と後

▲修理イメージ 金具交換前(左)と後

また、2023年以降は、リユース対象製品をバッグ以外の財布やキーケースといった小物にも広げていくことにしており、引き取りと販売の期間延長、販売店舗の拡大、他社の革製品の取り扱いも検討するとしている。End