京都市左京区の京都伝統産業ミュージアムでは、特別企画展「MILESTONES － 余白の図案」が2022年7月18日（月・祝）まで開催されている。

京都・西陣の細尾は、2014年から京都芸術大学と「MILESTONES」プロジェクトをスタート。次世代が活用できるアイデアソースとして、細尾に残された約2万点に及ぶ帯図案のデジタルアーカイヴに取り組んできた。

同展では、これらの帯図案がもつ「余白」のデザインに着目。この膨大なデータを活用し、堂園翔矢（コンピュテーショナル・デザイナー／プログラマー）が機械学習で生成した新たな図案と、「カラーとコンセプト」を特徴とするクリエイティブ・ユニット SPREADが独自の解釈で着彩した過去の図案をインスタレーションとして公開している。

5月28日（土）にはスペシャルトークイベントを開催。細尾真孝（細尾 代表取締役社長）、山田春奈・小林弘和（SPREAD）、井高久美子（インディペンデント・キュレーター）が登壇し、制作のプロセスや未来への可能性についてトークを展開する予定だ。また、限定アイテムの販売や京都岡崎 蔦屋書店でのPOPUPなども開催している。

▲MILESTONES － 余白の図案 TOTE BAG

▲「MILESTONESー余白の図案」来場者オリジナルステッカー