自然とデザインの関係を考える
シンポジウム「Prada Frames」開催

イタリアのファッションブランド プラダは、ミラノサローネ国際家具見本市の開催に合わせて、学際的なシンポジウム「Prada Frames」を、2022年6月6日(月)から6月8日(水)までミラノ・ブレラ国立図書館にて開催する。参加費は無料で、プラダの公式サイトから5月28日(土)より参加予約を受けつける。

自然環境とデザインの複雑な関係を考えるこのシンポジウムは、先駆的な知見を提示しながら、さまざまな革新的な思考を掘り下げ、それらを互いに関連づけることを目指しているという。

ミラノとロッテルダムに拠点を置くリサーチ・デザインスタジオ Formafantasmaがキュレーションを担当。科学的かつ教育的でありながら使える知識も提供するそうで、歴史や政治、社会といった観点から議論するほか、生産プロセスにおける材料やその利用についても批判的思考を試みる。

登壇者には、ますます重要になる環境問題への取り組みと、多様な分野の知識・文化を関連づけるために、科学者や建築家、デザイナー、アーティスト、活動家、人類学者、法律の専門家と、幅広い有識者を予定。

朗読や討論、対話、ビデオ上映など1日2回のセッションを開催。第1回目は、森の生態系と今日の林業で多くを占めている考え方から議論を始め、そこで得られた見解を、「変化の力」となるデザインや科学にまで広げていくことにしている。End