▲Image Credit: Axon

アメリカではこのところ、学校での銃による事件が相次いで起こっている。こうした問題を解決したいと誰しもが思うことだろう。しかし、具体的な対策もなかなか見いだせないようだ。

こうしたなか、護身用のアイテムを扱う同国の企業 AXONはこのほど発表したのは、殺傷力のないアイテムを搭載したドローンである。同社のCEOでファウンダーのRick Smithは、「テクノロジーを活用して、学校や教師、生徒を守る、より優れたソリューションが必要です」と語る。

ドローンは近年、急速に進歩しており、さまざまな場面で使われている。また、殺傷力のない護身用アイテムも発達しているそうだ。これらを組み合わせたものを作って監視し、侵入者から学校を守るという考えである。

▲Image Credit: Axon

もちろん、こうしたものがすぐさま受け入れられるわけではない。同社が任命した倫理委員会の12人のメンバーのうち、9人はこの計画に反対して辞任したとの報道もある。

これを受けて、Rick Smithもプロジェクトの一時停止を発表するコメントを投稿。まだ構想の段階であり、製品化には至っていないとしている。テクノロジーを適切に使用し、誰もが納得するかたちで、この深刻な事態を解決してほしいものである。