パイ インターナショナルは、新刊書「弘前れんが倉庫美術館-記憶を継承する建築-」を2022年7月14日（木）に発売する。

青森県弘前市の弘前れんが倉庫美術館は、仏パリを拠点にする建築家・田根剛が、日本国内で初めて設計を手がけた美術館。同書では、田根が取り組む「記憶を継承する建築」の全貌を明らかにする。

弘前の歴史や煉瓦倉庫の変遷、考古学的なリサーチから導きだされた建築のコンセプト、既存の建物を解体・分析して修復する壮絶な現場の記録、そして完成後の美術館と弘前の風景までを紹介。

また、プログラムの構成や空間の使い⽅など、弘前から世界へと発信する美術館運営の新たな取り組みに掲載。日本の古き良き風景が失われる中、未来へ繋ぐ建築とはどのようなものなのか、煉瓦倉庫の再生までを追った美術館の軌跡が楽しめる。

▲田根剛　Photo：Yoshiaki Tsutsui

▲色部義昭

なお、同書の刊行を記念して、7月14日に東京・代官山 蔦屋書店で田根剛とアートディレクターの色部義昭によるトークイベントを開催。7月16日および17日には、弘前れんが倉庫美術館にて田根によるトークイベントと館内ツアーが行われる。