倉本仁がデザインを手がける
アートオブジェブランド「COSONCO QS」

木製家具の製造販売を行う北海道旭川市のカンディハウスと、北海道砂川市で馬具・皮革製品の製造販売を行うソメスサドルは、新ブランド「COSONCO QS(コソンコクス)」を2022年10月にローンチする。

「COSONCO QS(コソンコクス)」とは、「遠く離れた土地とのコミュニケーション」を意味するアイヌ語。デザイナーには倉本仁、アートディレクターには谷内晴彦を迎え、両社の製造過程で生じる端材を使った、玩具でも置物でもない、日常の傍で豊かさを感じられるアートオブジェを展開するという。

たとえば、木目や節の具合により強度が弱く家具製造に適さない木材、繊維の締まりが不十分で鞄や馬具、家具の張地に向かない皮革、素材取りの際に発生する小さな破片などの端材を使用する。

▲Rocking horse(W228×D688×H675)

▲Hoop(φ890×D27)

▲Racket / Ball(W124×D30×H600 / φ85)

▲Stick – type C(φ80×H900)

倉本仁はローンチにあたり、「当初、一般的なインテリア小物から始まった製品企画はやがて、少しだけ機能を携えたアートオブジェへとアプローチを変えた。 用途や機能を持たない存在ほど、そこに趣向性が生まれ、素材をより価値あるものに変えてくれるのではないかと思ったからだ。 我々はそれを「Functional Toy」という言葉で呼ぶことにし、与えられた木と革に敬意を払いながら、人々の心や空間をより豊かにするいくつかの作品をつくりあげました」とのメッセージを寄せている。End

▲Town ビル – A / E(A(右):W160×D107×H100 / E(左):W97×D81×H160)

▲Town 工場 – C(W208×D152×H71)

▲Animal object – エゾユキウサギ(W50×D165×H170)

▲Animal object -キタキツネ(W75×D178×H135)

▲Bird block – ホオジロ(W92×D60×H137)

▲Bird block – オウム(W153 ×D60 ×H232)