何世紀も前の希少な木材を活かす
インテリアブランド「Naturedesign」

▲Photo:Damiano Buffo

イタリア・ヴェローナ近郊のチェレーアにて3代にわたり家具づくりを営むNaturedesignは、サステナビリティを意識しながら、ユニークなデザインのインテリアを展開しているブランドである。

エシカルと美しさを追求するNaturedesignは、再利用する素材や建築で使用された何世紀も前の希少な木材と、石材やガラス、レザー、金属を組み合わせ、時代を超越したデザインの作品を制作。ムラーノの伝統的なガラス製造技術など、この地域の伝統的で優れた職人技を採り入れているという。

▲ILL Murano table

さらに、素材は細やかな木工で修復しつつ、100%非毒性で持続可能な塗料を使って処理を施すことで、人体への影響を抑え、なおかつ長い年月がもたらした古色も残している。

たとえば、ブランドの哲学の象徴するテーブル「ILL」は、天板に何世紀も経った建築の木材を使い、ていねいに補修して無毒処理を実施。木目は過去の物語を語るとともに、それを未来へと伝えてくれる。ベースは鋳造ガラスでできており、ムラーノのプロセスにより構造に堅牢性を与えている。

▲Stem bookshelf

また、すべてガラスでできたテーブル「Waterfall」は、純粋な形状にこだわり、素材の透明性と軽さを表現した。

「River」は、モダンで時代を超越したサイドボードで、再生した木材やガラス、レザーを融合。テーブル「Lymph」は、天板のカーブした有機的な表情によりバイオモーフィックな外観が生れ、私たちの新しいつながりを生み出している。

▲WATERFALL table

▲RIVER sideboard

▲Lymph table

そのほか、Naturedesignではテーブル、サイドボード、チェア、シェルフなどを展開。職人による加工や天然素材、輸送を含めた環境負荷への配慮を考え、ユーザーと自然への愛や敬意を共有することを目指しているそうだ。End

▲Sail table and Bay Wood armchair

▲Dusk sideboard

▲Dusk sideboard

▲Slice sideboard

▲Geode sideboard