NEWS | ソーシャル
2022.08.25 15:00
シャボン玉石けんは、九州産業大学、長崎県小値賀島、プラスチックメーカーのテクノラボとコラボして、「小値賀島の海洋ゴミのアップサイクルにより誕生した石けんケース」と「シャボン玉浴用」がセットになった「石けんケースmu(ムー)」を2022年8月30日(火)より発売する。
「mu」は、五島列島の北部に位置する小値賀島の海岸で採取した海洋ゴミを素材とする、100%小値賀島産のアップサイクル製品。昭和レトロ風のセルロイド製石けんケースをイメージしたデザインで、環境問題にも考慮した新しい石けんケースである。
ネーミングには「無=0」という意味が込められている。同島では、海洋プラスチックごみの漂着や、洗浄剤の排水による海洋の生態系への影響など、さまざまな環境問題に直面しているという。
そこで、アップサイクルによる製品開発で海洋ゴミを減らし、シャボン玉石けんが製造する無添加石けんで海洋への負荷を最小化するという、環境問題に対する思いから今回のコラボ商品の発売が実現したそうだ。
同社はこれまでも洗浄剤の排水問題に取り組んでおり、福岡県宗像市・地島(じのしま)では2021年9月より3カ月間にわたり、地域全体でシャボン玉石けん製品を使用してもらう「生活排水の環境及び生物に対する影響に関する実証実験プロジェクト」を実施。結果は現在検証中だが、同社では今後も持続可能な社会の実現に向けた取り組みを行うとしている。