植物園が地域の暮らしに寄りそうイベント
「小石川植物祭」が開催

東京都文京区の小石川植物園(東京大学大学院理学系研究科附属植物園)では、建築家ユニットのKASAと共同で、「小石川植物祭」が2022年10月21日(金)から10月23日(日)まで開催される。

「街が植物園へやってきて、植物園が街へ広がっていく。」をコンセプトに、地域のお店やギャラリー、クリエイターなど、およそ20組が集結。植物園の中に物販ブース、展示、アートインスタレーションを展開し、来園者に「植物と暮らし」に関する新しい発見や学びを提供する。

KASAは、3年前に小石川植物園の近くに居を構えたことをきっかけに、同植物園を日常的に観察し続け、「植物と暮らし」が融合する祭を着想。建築家の視点から、「地域と植物園を繋ぎ、循環させていく」新たな場を目指している。

また、小石川植物園は日本最古の植物園として知られる。日本の近代植物学発祥の地でもあり、現在も自然誌を中心とした植物学の研究・教育の場となっている。

ただ、園内では一部の実や花がら、伐採木などが管理上やむなく破棄されているそうで、今回は地域の人たちの力を借りて、不要になってしまう植物を魅力的な商品やワークショップに生まれ変わらせる。

同イベントは、楽しみながら植物の知識が広がるきっかけとなり、植物園が地域の暮らしに寄りそうような身近な存在となる、そんな植物祭を目指している。End

小石川植物祭

会期
2022年10月21日(金)~10月23日(日)
9:00~16:30(入園は16:00まで)
会場
小石川植物園(東京都文京区白山3丁目7−1)
詳細
https://koishikawabotanicalfestival.org/