運んで住む箱——mobilecube(モバイルキューブ)

これから発売されるおもしろいプロダクトが誕生した。建築家集団awn/AWNが設計した、住むための箱モバイルキューブだ。

アメリカ生まれのキャンピングカーと違って、「座して半畳、寝て一畳、天下とっても二合半」のスケール感が身についている日本生まれの「モバイルキューブ」は、その手軽さが魅力。アルミパネルを使用したハウスは軽量で、普通免許の自家用車での牽引が可能というトレーラーハウスだ。

▲内部空間はこの通り。循環型ウォーターサプライ、燃焼式トイレ、保冷庫がついているので、電気・水道・下水がなくても暮らすことができる。

もともと森林で仕事をする山林管理者や、森林ボランティアのために、環境に負荷をかけずに移動できる住空間をつくることを目的に開発されたものだが、それ以外の可能性も広がる。

都会生活から離れた本物の自然のなかでの暮らしを経験したいという人には必要ないかもしれないが、太陽光パネルと大容量蓄電池が導入されているので、PCやクーラーを使用することが可能。大人ふたりが寝ることができる長さ2,140mm幅2,180mm高さ2,125mmの箱は、跳ね上げ式のドアを倒すとそこがデッキになり、テントを張ってスペースを拡充することもできる。

▲テントを広げた状態。循環水浄化システムを採用しているので、水道管への接続や給水作業の必要がない。

▲ペットはかわいいが、飼い始めると気軽に旅行に行けないのが残念なところ。しかしモバイルキューブがあれば、愛犬とともに泊まりでアウトドアライフも楽しめる。

キャンプ以上の快適な居住性を求めながらもアウトドアライフを楽しみたい人や、自然のなかのリモートオフィスとして使うほか、地方移住を決める前の場所のお試しや、災害時の避難所として使うなど、使い方はさまざま。現在、試用運転が終わったところで販売はこれから。詳しくはこちらのサイトを。