スキンケアブランドのイソップは、キュレーターに花田伸一を迎え、「美観を超えて：『生』に美を見出す」と題したシリーズ個展を、2022年12月から2023年6月にかけて、福岡市天神のイソップ旧福岡店にて開催する。

この企画は、存在の美しさ、内面の在り方、そして人間の経験の普遍性を反映した、分野横断的なビジュアルアートプログラムとなっている。6ヵ月間にわたり4つの個展で構成。第1弾はアーティストの鈴木 淳による「Innocent Play or Play lnnocent 無邪気なアソビ或いは、トボケる」展が2022年12月10日（土）から2023年1月29日（日）まで開催される。

遊びは、過ぎ去った無邪気さと自由気ままな存在を思い起こさせるものだが、鈴木は「心から遊び戯れる」というテーマのもと、この一見シンプルな行為に潜む喜びが一転して悲惨なものに変わり得る「遊び」の二面性に迫る。

▲花田伸一

「今回のプロジェクトを企画するにあたり、抽象的な視点から『美』を見つめなおしたいと思いました。展示作品は、物質的な要素ではなく内面を掘り下げることで、内なる自分の複雑性をあらわにする場所に私たちをいざない、新しいものの見方を提示します」と語る花田。

このプロジェクトでは、福岡のカルチャーシーンとつながりのあるアーティストとキュレーターが協同して1つのテーマに向き合っていく。多様な視点と芸術的な表現手段が結びついた「美」の可能性を楽しむことができるだろう。