SAF生成に向けてだれでも楽しく参加できる
廃食用油回収プロジェクト「Fry to Fly Project」

世界各国の航空業界では、飛行時に大量のCO2を排出することが大きな課題で、脱炭素化に向けてSAF(Sustainable Aviation Fuel)の開発と実用化が進められている。

日本では資源循環の促進を目指すプロジェクト「Fry to Fly Project」が始動。これは、日本国内の個人・自治体・企業が家庭や飲食店から発生する廃食用油を回収し、SAFの生成を進める取り組みである。

家庭の廃食用油の多くは廃棄されており、回収された廃食用油も、年間10万トン以上が国外に輸出されている。この廃食用油からSAFをつくることができれば、従来の航空燃料に比べて、CO2排出量を約80%削減することができるという。

プロジェクトに参加を表明している29の参加企業・自治体・団体が、アイデアを出し合いながら「SAFをテーマとした学校などでのSDGs教育」や「飲食店でのトリプルフライデー(Fry, Fly, Fri)キャンペーン」など具体的な活動を展開していく。End