トラフ建築設計事務所が内装を手がけた
新横浜駅の新しい待合室「Shin-Yoko Gateway Spot」

Photos by ogawa masaki

相模鉄道と東急電鉄は新横浜駅の開業に合わせて同駅に新しい待合室「Shin-Yoko Gateway Spot(シンヨコ ゲートウェイ スポット)」を2023年3月25日(土)にオープンした。

内装デザインはトラフ建築設計事務所が担当。相鉄線・東急線とJR東海の沿線がつながり、中部・関西方面への玄関口ともなる同駅のために、待合い機能と情報交流拠点としての機能を併せ持つスペースを手がけた。

「Shin-Yoko Gateway Spot」中央のベンチは3つのパーツでできているので、切り離して使ったり動かすことでレイアウトの変更も可能。

壁面には、相模鉄道で使用されているレンガ、東急電鉄の駅舎の廃木材「えきもく」、JR東海の東海道新幹線を再生利用した「アルミ」といった3社を象徴する素材を組み合わせて、さらに発展していく未来の「街の風景」を表現した。

3社を象徴する素材を組み合わせた壁面のグラフィック。

スペースの中央には、天然木のベンチ4台を設置。座面の高さに違いをもたせることにより、サイドテーブルやひじ掛けとしても使用が可能。小さいながらも居心地がよい、人々を引き付ける待合スペースとなった。

壁にはカウンターが設けられており、軽作業やスマートフォンのワイヤレス充電もできる。今後、非接触でコーヒーを提供するAIカフェロボット「root C(ルートシー)」を設置するなど、休憩所としての機能をさらに充実していく。End